July 5, 2012

『仁光の受難』とは?

本日は、『仁光の受難』とはどんなストーリー?というお話を。

(写真は先月ロケハンに行った千葉県「房総のむら」)

江戸後期、武州の外れにある寺から、物語は始まります。
主人公は「仁光」という名の謹厳実直な修行僧。
誰よりも熱心に修行に励む、僧侶の鑑でした。

しかしこの仁光、何故か女人にモテるのです。
それも尋常なモテ方ではない。
真面目な仁光は悩みに悩み、そしてある妖怪(あやかし)と行き逢います。
この邂逅が仁光の世界を破壊してしまうことになるのですが…。

(写真は先月ロケハンに行った茨城県「善光寺」)

古くはブッダの十大弟子のひとり「アナンダ」も大層な美男子でモテモテだったとか。
木にぶら下がっていたアナンダの股間に女人たちの目が釘付けになってしまったことから、
ブッダは教え子に下着の着用を義務付けた、という逸話もあるとか?(うろ覚え)

(写真は先月ロケハンに行った埼玉県「難波田城公園」)

同じように日本にもモテモテのお坊さんのお話はいくつかあります。
この『仁光の受難』の着想に繋がった史実「延命院事件」と伝承「二恨坊の火」もそう。
モテモテの僧侶が、惑わされ、不幸な結末を迎えるお話です。

July 1, 2012

自主制作で長編時代劇を!

さて本日は『仁光の受難』ってどんな企画?というお話を。
 自主制作映画の中でも圧倒的割合を占める「現代劇・日常劇」から離れ、
「海外の映画祭も視野に入れたエンタメ時代劇」を作りたい!
「勧善懲悪」「侍」「忍者」というステレオタイプの物語ではなく、
それとはまた別の日本独自の文化「仏教」「妖怪」「浮世絵」を織りまぜた、
既存の時代劇とも一線を画す「新しい形の時代劇」を!
監督のそういう思いが発端で、この企画はスタートしました。

史実「延命院事件」や伝承「二恨坊の火」から着想を得た創作妖怪譚を、
実写やアニメーションを交えた独自の世界観で表現し、
ホラーではなく、民衆の好奇の対象だった蠱惑的な百物語を目指します。

しかし当方、自主制作です。
僅かな資金とボランティアスタッフで活動しています。
創意工夫の自主制作とはいえ、現代劇ならまだしも、
長編時代劇を撮ろうというのはけっこう無茶な試みです。
それでも完成像への確固たる自信を原動力に、撮影準備を進めています。
ロケーションや衣装や小道具、キャストやスタッフに関しても、
どんな些細なことでもいいのでご協力頂けたら幸いです。

連絡先:mail(atmark)tricyclefilm.net

【監督】庭月野 議啓(にわつきの のりひろ)
前作の短篇映画『イチゴジャム』がぴあフィルムフェスティバルを始めとする様々な映画祭で入選。